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『花輪から見えるタイ』交通安全のお守り

花輪から見えるタイ

花輪はタイ語で『プワン(グ)マーライ』と言います。
花輪は、ジャスミンの花をメインにして作られています。
デザインも色々あり、とても綺麗で甘い癒しの香りを醸し出しています。

市場や道ばたで、この花輪を作っている屋台もよく見ます。
花輪は、お供え物や祝賀行事・冠婚葬祭に使われます。



花輪

タクシーに乗っている時に、バックミラーに花輪をぶら下げているのを
見た事はありませんか?

これは、良い香りがするので芳香剤代わりと、車の神様へ花輪を捧げ、
交通安全のお守りにする役割があります。

交差点で花売りをしている女性です。



道路で花売り
花売りの女性

ものすご〜く怪しい格好をしてます・・・一瞬ドキッとしますけど(笑)
でも、本当に怪しいわけではなくて、強烈な日差し対策と排ガス対策のためなんです。
  信号待ちをしている車に近づき、花輪を売り歩きます。
値段は一つ5〜20バーツくらいです。

花輪は生花で出来ているため、運転手は色が黒ずんで悪くなる前に新しいのと
交換します。
そのため、私たちが思う以上に、彼らの日々の売り上げはあるんですよ。



こうやって交差点や路上、時にはレストランやバーなどで、花や新聞を
売り歩いているのは、
大人だけでなく、子供もいます。いや、むしろ子供の方が多いです。
信号待ちの車の窓ふきをする少年までいます。

子供や年寄りだと、同情心からか売り上げは良いそうです。
彼らの中には、親が作ったモノを、純粋に家の手伝いとして売り歩いている子もいますし、
児童売買まがいで隣国や田舎から連れて来られ、強制的に働かされている子もいます。

同情心などからモノを買ってあげるのも有りだと思います。
また、マフィアや親に取り上げられるだけと思ったり、ただいらないからと
買わないのも有りだと思います。どうするか、どう思うか、それは個人の自由です。

言いようのない感情を抱くのは事実ですが、私にもどうすべきなのか答えは分かりません。
ただそういう状況を知り、自分なりに思考する事が大事なのではないかと思うのです。


売り歩き時に子供が交通事故で亡くなる事例もあり、タイ政府も親などに
対して取り締まりを強化しています。

APECの時には、みっともないなどの理由で路上花売りが禁止されましたが、
その後また今の現状に戻ってしまいました。
『みっともない』という理由からの取り組みでは、
その裏にある原因をぼやけさせてしまうのではないかと危惧します。



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