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『盛者必衰の理を顕す』ワット・プラ・マハタート

『盛者必衰の理を顕す』ワット・プラ・マハタート




ワット・プラ・マハタートの部分的景観


ワット・プラ・マハータートは、アユタヤに来た観光客なら、
必ず行く場所なのではないでしょうか?
そう、木の根っこに飲み込まれている仏頭がある寺院です。
一度は写真などで、見たことがあるのではないでしょうか?
その何とも言えないシーンに、言葉を失います。争いの激しさを伝えると共に、
人知を越えた神秘的なチカラまでも感じさせます。


ワット・プラ・マハータート寺院は、1374年に建設が始まり、2代目の王の時に
建立したという説と、3代目の王の時に建立したと言う説があります。
アユタヤ朝時代にはクメール様式の45mの仏塔があったのですが、
ビルマ軍に破壊され、今は見る影もありません。レンガの廃墟が残るだけです。
1956年に、大がかりな発掘調査が行われ、発見された貴重な宝飾品類は、
バンコクにある国立博物館に収蔵されています。



レンガ作りの古都

境内には首から上を無惨に切り落とされた無数の仏像群があり、
痛々しい姿をしています。



仏像群

なぜそのような惨い壊し方をしたのか疑問に思い、文献を漁ってみたのですが、
明確な答えにたどり着きませんでした。
しかし、個人的に思うのは、仏教では、頭はとても神聖な物として扱われていて、
それを切り落とす事で精神的にも強烈なショックを与え、自らの優位性を
確立したのではないでしょうか。

切り落とされた仏頭が、長い歳月を経て、菩提樹の幹と根に取り込まれ、
昔と変わらぬ慈悲の表情をたたえています。
その姿と対峙すると、色々な感情が溢れ出し、言葉を無くしてしまいました・・・



菩提樹に包まれた仏様

変わり果てた寺院になりながらも、今でもタイの方々の厚い信仰を集めています。
「悪ふざけで仏像の後ろから顔を出して記念撮影」など決してしないで下さい!

悪ふざけで済まなくなります。侮辱罪で捕まった、哀しき観光客もいます。
そういう注意書きがあること自体に悲しくなります。
尊敬と敬虔な気持ちを持って訪れ、旅を堪能しましょう!

アユタヤ駅からは、トゥクトゥクで10分弱、バスターミナルから徒歩5分程です。
開館時間は8時〜18時30分、 ライトアップは19時〜21時です。



ライトアップされた古都

休館日はありません。入場料は30バーツです。


廃墟と化した古都に咲く花!


廃墟に芽吹く花



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