□■2010年4月17日■□
<首相支持派も集結 タイ、軍主導で事態収拾へ>
タクシン元首相の支持団体「反独裁民主統一戦線」(UDD)による占拠が
続くバンコクでは16日、UDDに反発する市民数千人がデモを行うなど、
タクシン派と反タクシン派の対立が再燃する兆しが出ている。
一方、アピシット首相は同日夜、テレビで演説し、デモ対策責任者を
ステープ副首相からアヌポン陸軍司令官に交代、軍主導で事態の収拾を図る方針を示した。
アピシット首相を支持する数千人は、政府の対策本部がある陸軍施設の前に
集結し事態の早期解決を求めた。バンコクではネットを通じた呼びかけに応じ、
UDDが求める議会の早期解散に「反対する」市民の集会が14日から連日、
開かれており、反タクシン派の動きが強まっている。
集会はチュラロンコン大学の教授らが呼びかけ「UDDだけが世論を
代表しているわけではない」とし、議会の早期解散はタクシン氏を利すると反対を表明した。
一方、UDDのデモ隊は15日に、治安部隊と衝突した「民主記念塔」付近の
集会場を撤収し、高級デパートやホテルが建ち並ぶチットラム周辺の道路を占拠している。
一方、タイ警察当局は16日、国会に乱入した容疑で逮捕状が出ているUDD幹部の
身柄拘束を試み、宿泊するホテルに特殊部隊を派遣した。
だが、UDDのデモ隊がホテルに押しかけ、そのすきに幹部はバルコニーから
ロープを伝って逃走した。
(4月17日 産経新聞より)
<コメント>
軍が前面に出てくるとなると・・・
また軍事クーデターみたいなことにはならないですよね!?それが心配です。
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