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タイと王室 尊敬し崇拝すべき地位

現国王(プミポン国王・ラーマ9世)は、世界で最も在位期間が長く、
2006年に即位60周年を祝う祝賀行事が華やかに行われました。
日本を始めとする25ヶ国の王族・皇族が参列し、
それはそれはゴージャスで圧巻でした!! 
国王は『象徴』という存在ですが、日本と違うのは、政治的にも
絶大な力を持っていると言うことです。内乱が起こりそうになった時、
当事者(代表者)2人を呼びつけ、一夜にして混乱を終結させたりするなど、
政治家(首相)と言えども、国王の言動には絶えず注目しています。

タイは敬虔な仏教国であると共に、国王を非常に尊敬しています。
タイを旅行すれば、レストラン・オフィス・家を始め、街中の至る所に
国王の肖像画や写真が飾られているのを目にします。
タイの方々が、タイ王室をいかに尊敬しているかが分かります。
朝8時と夕方18時の1日2回、国歌が街中に流れます。
その時刻にテレビやラジオでも国歌が流れます。
映画やコンサートが始まる前も、国王賛歌が流れます。
その時は、直立静止して音楽を聴きます。
もしこのような場面に出くわしたら、周りにならって起立し静かに
していましょうね。もちろん、街中では全員が立ち止まる事は
ありませんが、旅行者の方も立ち止まったほうがスマートです。
郷に入りては郷に従えですね!


国王誕生日は12月5日。王妃誕生日は8月12日。
それぞれ、父の日・母の日にあたり、祝日となります。
この日は、国を挙げて盛大に祝います。


では、なぜタイの方々が、
これ程までに国王を尊敬し支持しているのでしょうか? 
学校教育で教えているからなど、色々な理由・考えがあるとは思いますが、
私には『王室プロジェクト』の影響が大きいと思うのです。
(もちろん、これだけだとは思いません)
『王室プロジェクト』とは、農業を始めとする、特に貧しい地方の
経済活性化プロジェクトの事です。農村開発や干ばつ対策などなど、
今でも無数のプロジェクトが国王指揮下の元で進行しています。
地方視察を積極的に行い、どうすれば問題を改善する事が出来るのかを、
国民目線でお考えになって、必要な支援をしています。
その姿や行動力が、『タイ国民のために尽力する』というメッセージを
強烈に伝えています。

旅行者が注意しなければならない事は、タイには『不敬罪』があるという事です。
最高刑は、禁固15年です。実際、外国人が不敬罪で捕る事例が出ています。
たとえ、外国人であっても、人前での王室批判は止めて下さい。
逮捕にならないまでも、聞いたタイ人は不快に思い、思わぬトラブルに
発展することもあります。タイ国民にとって、王室は身近で、
尊敬すべきものである事を、私たち外国人も理解するべきですね。

タイでは高齢の国王の健康不安説が囁かれていますが、
快方を心よりお祈り申し上げます。
そして、1日でも長くタイを見守っていただけることを。


PS.
タイ人が黄色い服を好むのは、国王の誕生日が月曜(黄色)であるため。
ちなみに、最近国王が退院される時に着ていた服の色はピンク。
その後、ピンクの服が大流行したのは、言うもでもない事です。


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