『タイの中の中国』
地理的・歴史的に見て、中国がタイに与えた影響は非常に大きなものです。
今日、政治・経済の分野では、かなり多くの中華系タイ人が活躍していて、
タイ社会に対して大きな影響力を持っています。
バンコクに限れば、半数が何らかの形で中華系の血を引いていると言われます。
中華街の歴史は、王朝がラッタナコーシン島へ遷都した際に、
そこに暮らしていた中国系住民を、今の中華街があるヤワラート地区に
移した事から始まります。
細い路地が網の目の様に入り組み、極彩色の漢字の看板が頭上を覆い、
そこを人々が行き来しています。
東南アジア一の規模を誇り、喧噪と活気に包まれ、
まるで街全体が巨大な市場のようです。
街は、ヤワラート通りを中心として、国鉄ホアランポーン駅周辺・
チャオプラヤー川岸まで広がっています。
金製品・漢方薬を扱う店・中華レストラン・中華食材を売る店・その他の雑貨店・
格安ホテル（旅社）が、所狭しと軒を連ねています。
見たこともない食べ物や香辛料・こんなの買ってどうするの？ってお店も沢山あり、
街を冷やかしながら歩くだけでも楽しいです。
街歩きが好きな方なら、一日いても飽きない場所です。
メイン通りから延びた路地にも、大小様々な商店や市場が出てます。
商品の値段も安いために、地元のタイ人・中華系タイ人も街に繰り出して来ます。
特に、夕方からの混み方は激しいです。
そのため、場所や時間によっては、歩くのもままならない事も・・・
狭い路地にも、バイクや荷物を積んだ車などが遠慮せず入って来ます。
通行には十分注意してください。
そして、人が集まる所にはスリも多く発生しますので、貴重品の管理も怠らずに！！
街歩きに疲れたり、お腹が空いたら、
本場の中華料理や高級食材（フカヒレ・ツバメの巣など）を驚く程安い値段で味わえます。
是非試してみて下さい！！
美味しい餃子やシュウマイを扱う飲茶のお店も沢山あります。
行き方は、タクシーが一番便利ですが、ＭＲＴ（地下鉄）でホアランポーン駅まで行き、
１５〜２０分歩く方法もあります。
駅前からラマ４通り（赤い線）を西へ向け直進します。
その道が、交差点を越えると名前を変えて、チャルン・クルン通りになります。
チャルン・クルン通りに入ると、中華街の雰囲気が出てきます。
メインのヤワラート通りは、チャルン・クルン通りの左側を平行に走っているので、
左折して１００ｍぐらい歩くとヤワラート通りに出ます。
チャオプラヤー・エクスプレス・ボートで行く方法も変わってて、面白いですよ。
中華街へ一番近い停泊所の、ラーチャウォン停泊所で降りて、
そのまま真っ直ぐに２００〜３００ｍ歩けば、サンペーン・レーン通りや、
ヤワラート通りに出ます。
