バンコクは市ではなく、50の区からなる首都府です。
政治・経済・人口・教育・娯楽などの規模は、チェンマイやアユタヤなど
他の主要都市とは雲泥の差で、東京と大阪の様な比ではありません。
煌びやかな寺院と近代的高層ビル、屋台と巨大ショッピングセンター、
安宿と高級ホテル、トゥクトゥクとタクシー、静けさと活気。
そんな対極にある2つの要素がモザイクの様に複雑に絡み合って、
バンコクを形成しています。街の中は、『タノン』と呼ばれる大通りと、
そこから毛細血管のように伸びる『ソイ』と呼ばれる小道によって
成り立っています。
バンコクは1782年、ラーマ1世がチャオプラヤー川の向かい、
トンブリーから都を移して以来、200年以上の歴史を持ってます。
ビルマ軍の攻撃にさらされた時に、すぐに避難できるようにと、ここに都を置いたと
言われています。昔は、街中至る所に運河が張り巡らされ、
東洋のベニスと謳われました。現在は大部分が埋められてしまってますが、
今もなお昔ながらの水辺の暮らしを垣間見る事も出来ます。
人口は、1000万弱と考えられ、タイ人の6人に1人はバンコクっ子と
いう事になりますが、国勢調査自体がなく流動層も多いので、
はっきりした数字は分かっていません。
ただ、人口流入に都市インフラがついて行けてないのは事実で、
世界一とも言われる朝夕のバンコク渋滞や、大雨の時に道が
川のようになってしまうなど、旅行者も閉口すること然りです。
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