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□■2010年4月4日■□

タイ首相、反政府集会の解散を要求 強制排除の準備へ


タイのタクシン元首相派「反独裁民主同盟」が首都バンコク最大の商業地区を
事実上占拠している大規模集会をめぐって、アピシット首相は4日、
テレビ演説し、集会の違法性を強調し、同盟側に直ちに自主解散するよう求めた。

 これに先立ち、警察最高幹部は同日朝、解散命令を同盟幹部に文書で手渡した。
ステープ副首相も同日、解散しない場合、5日にも同盟幹部の逮捕状を取るなど
強制排除への準備に入る考えを示した。自主的な解散を促す努力を尽くしたことを
内外にアピールしておけば、仮に強制排除に踏み切って混乱が生じても、
国民や国際社会の理解が得られると判断しているようだ。

 同盟は、政治対立の解消には国会下院の早期解散・総選挙が不可欠だ
として集会を続ける構え。アピシット政権は12月6日の解散、
来年1月23日の総選挙を検討していると報じられており、
同盟側は解散時期を少しでも早めようと政権への圧力を強めている。

 同盟が集会を続ける地区は伊勢丹などが入る巨大商業施設が
立ち並ぶ首都最大の商業地区だが、4日もほとんどが臨時休業を強いられた。

(2010年4月4日 朝日新聞より)

<コメント>

今回のデモでバンコク中心街の商業地区(サイアム地区)がマヒ状態に。
強制排除となれば小競り合いが起こることが容易に想像できます。
旅行者・在タイ者の方々はくれぐれも注意してくださいね!!



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