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□■2009年5月10日■□

タイ最南部、再び治安悪化

イスラム教徒が多いタイ最南部で武装勢力によるテロや襲撃が激化し、
治安が再び悪化している。
ナラティワット県のモスク(イスラム礼拝所)で8日夜、武装組織が銃を
乱射し礼拝中だった11人が死亡、十数人が負傷した。
9日朝にはヤラ県のバス待合所が爆発し2人が負傷。
タイのアピシット首相は9日、アヌポン陸軍司令官らを現地に派遣し、
早期の治安回復に向けた取り組み強化を指示した。

アピシット首相は8日、マレーシアを訪問し、同国のナジブ首相と会談。
タイ最南部でのイスラム系住民に対する教育や就業機会の拡大で両国が
協力することで合意していた。

(5月10日 日経新聞より)


タイは9割が仏教を信仰していますが、残りの1割はイスラム教を信仰しています。
その大部分の国民が南部3県に集中しています。
彼らはまた、タイからの独立も求めています。
根が深いだけに南部問題は歴代政府にとって火種となっています。
双方の歩み寄りに大いに期待するしかなさそうです。
旅行者でここを拠点にして観光する方は少ないでしょうが、
もし陸路でマレーシアへ抜ける方は十分注意してください!!



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